世界規模の問題はG8で討議

「G8」とは、主要8か国（日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・ロシア・カナダ・イタリア）の首脳と、EUの代表が集まって行う、年1回の会議のことを言い、「主要8カ国首脳会議」や「サミット」とも呼ばれています。ここでは、世界の政治的な課題や経済的な課題などに関する討議が行われます。第1回目のサミットは、1975年にフランスで開催されました。当時は、ドルの切り下げやオイルショックなど、世界的な問題が続発していました。こういった諸問題に各国が協調して対処する、という目的でサミットが開かれるようになったのです。

60年以上も続くパレスチナ問題

「パレスチナ問題」とは、パレスチナの土地をめぐる、パレスチナとイスラエルとの争いのことを言います。第二次大戦後、パレスチナ地方に移住してきたユダヤ人によってイスラエルが建国されましたが、もとから住んでいたアラブ人たちは土地を奪われ、「パレスチナ難民」となってしまいました。争いは60年以上にも及んでいますが、未だ和平の見通しは立っていません。