一人0.43票!?「一票の格差」とは?
本来“一人一票”であるべきなのに、選挙区によっては“一人0.43票”となってしまう。このように、一票の価値に差が出てしまうことを「一票の格差」と言います。この一票の格差を生む原因の一つとして知られるのが、「一人別枠方式」による選挙です。これは、300議席ある衆議院の議席のうち、まず議席を1つずつ47都道府県に割り当てて、残った253議席を人口に応じて振り分ける…という方式ですが、これが都市と地方の格差を広げる原因となっているのです。2009年の総選挙で起こった一票の格差を最高裁が「違憲状態である」と判断したことを受けて、小選挙区で「0増5減」の対応を取ることが決まりました。
安全神話の崩壊と原子力政策の見直し
福島第一原発の事故により、日本の「原発安全神話」は完全に崩壊しました。これまで、政府は積極的に原子力発電を推進してきましたが、ここへ来て、これまでの原子力政策の根本的な見直しが求められています。